無料ブログはココログ

リンク集

« 「武器ではなく命の水を」 | トップページ | デーサービス訪問 »

2016年9月22日 (木)

ムーンナイト・ダイバー

Boox_bk41639039251_2「人間は目に見えるところから消えると、間もなく心からも消えてしまう」 と、どなたかが言ったけど、どれだけの人があの大震災で亡くなった方たち、しかも原発で立ち入り禁止区域で遺族の形見すらさがすことが出来ない人たちの苦渋を今でも思い図ることができるだろうか。

立ち入るできない区域がどれほど危険であっても、遺族にとってはともに生きたあかしを求め、あるいは「あきらめきる」 想いを作るためにも 必要な遺品を手に入れたいと願う。F821d5ffs1


Cclrxahuaaes1z31この物語は、地上から遺品を探すことが出来ないなら、海側から 探そうとした遺族たち。それには秘密を守れる堅実だがビジネスと割り切れるベテランの船長と潜水夫が必要。

遺族たちの葛藤と行動がおりなす3・11後のフクシマの悲しみ、その苦しみに寄り添う人々の生きる証しを求める物語。80d921d31

主人公は潜水のプロで、子供も二人いる元漁師、兄と父をあの日の津波でなくしている。父の友人と共に、陸側でさがせないなら 海の中でなら警察も目が届かない。 「秘密結社」のような会の会長の指示のもと、15回という約束で潜水する。1014111

ある日、絶対に直接は会員とコンタクトをとってはいけないといわれているのに、美しい未亡人とコンタクトをとり依頼を受ける。

と、こんなストーリーだが、天童荒太さんの3・11後の小説と聞いて読んだが「その悲しみはだれにも推し量ることが出来ない」 心を再び社会に問うたよう。

「悼む人」もそうだったが、性描写も少なくない。これは生きている証しとしての 「愛」 と受け止めよう。

« 「武器ではなく命の水を」 | トップページ | デーサービス訪問 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/164077/64240505

この記事へのトラックバック一覧です: ムーンナイト・ダイバー:

« 「武器ではなく命の水を」 | トップページ | デーサービス訪問 »