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2017年11月13日 (月)

オオカミ・フォーラム

0idpykpxwzdgzyj7pog5rhypqqmkn0lpvum隣の市の駿河台大学で日本オオカミ協会主宰の講義があったので、久しぶりに参加。会長の丸山先生はいなかったが、15年位前と比べてすそ野が広がっていることを感じた。 

日本オオカミ協会は日本の山野を本来ある健康な自然に戻すためにオオカミの復活を目指している。曰くYjimage2

アメリカ・イエローストーンからスティーブ・ブラウンさんが講義。

世界有数の人口過密地帯を擁するメガロシティー首都圏で、果たしてオオカミとの共生など考えられるのでしょうか。首都圏でもシカ、イノシシ、サルをはじめとした獣害が発生し、これら野生動物は周辺衛星都市とその一帯の田園地帯から市街地中心部に向かって侵入し、都市住民を困惑させています。Yjimage5

加えて、首都圏ならではの新たな外来種問題も発生している。自然生態系が大きく撹乱された都市のような環境では外来種の侵入定着は極めて容易なのです。現在、房総半島の動物園から脱走した小型ジカ、キョンが加速度的に分布を拡大し、房総だけでなく田園地帯のいろいろな場所に姿を現している。このままだと、キョンは、遠からぬうちに関東地方の住宅地を含む広大な里山地帯に侵入し、湘南、東海、さらに近畿へと拡大し続け、各地で生物多様性低下、生態系破壊、農業や庭園被害を引き起こし、大問題になることは確実。Yjimage3

キョンだけでない。もっと都市環境への順応性に長けたハクビシンやアライグマも増え続けている。米国ではアライグマの強力な捕食者はオオカミだったなんて、わりと知られてはいないのではないでしょうか。000865731

毎年、獣害対策には数百億円~1千億以上の私たちの莫大な税金が使われてる。しかし、効果はさっぱり。従来の方策に加えて、捕食者ハイイロオオカミの再導入による復活が唯一期待できる。夜も昼のように輝く巨大な人工環境にオオカミなど住めるわけはないと思わる。しかし、彼らは想像以上に逞しい。今や、ローマやベルリン、ハンブルグ市をはじめとしたヨーロパの多くの都市の郊外にはオオカミがすでに定住している。、イノシシやクマと違って、住民がオオカミに襲われたなどという事件は起きていない。オオカミと私たちの共存は思うほど難しいことではない。これを拒絶しているのは、彼ら野生ではなく、人間の故郷であり、母である自然の存在を忘れてしまった私たちの偏見にあるのではないでしょうか。Yjimage7
幸いに、イエローストーンを含む米国ロッキーではオオカミの再導入は成功を収めている。人の手を経ない自然復活は五大湖西岸諸州でも顕著。カリフォルニアにも南下個体が姿を現した。15803511_1724529431194989_282534820

古来、日本ではオオカミは畑を荒らす小動物を捕食するということで、農耕民族の守り神、としてあがめられてきた。秩父ではオオカミを守護神とする神社も多い。

最後の3枚は先ごろ復元された福島県飯館村、山津美神社に残るオオカミの天井絵。 いかに人間とオオカミが共生していたかを示す。

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