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2018年2月 2日 (金)

東海道中膝栗毛

003今日は雪、おかげで仕事はお休み。我が家の前の道路は向こう3軒の人たちがにぎやかに除雪。 近況をききながらの雪かきにきれいに雪がはけた。 こうしたコミュニティーの顔合わせも時にはいいもの。

4月のアコーディオン・「陽だまりコンサート」に大先輩が出ない予定、というニュースが入り、がっくり・びっくり、オロオロ、 人生、色々としばらくしてから気を取り直す。004

さて、学研出版 日本の古典 現代語訳 が面白い。 杉本苑子訳 東海道中膝栗毛。このシリーズはこれで2冊目だが、写真の豊富、解説も面白いので、しばらくこのシリーズを読んでいくことにしよう。007
「ひざくりげ」とは自分の足を 「栗毛の馬」に見立てて歩いて旅すること。 「お陰まいり」という伊勢参宮ブームが18世紀たびたび起こった。 1705年には4月から5月までの50日間に推定 262万人、60年後には270万人、さらに1830年には486万人と大群衆が伊勢をめざして旅した。013
人々は「行動文化」といわれるほどよく出歩いた。 このころは参勤交代の制度によって大量の武士が移動していたので、その街道の治安、旅籠の設備などもかなり安定した旅が庶民にも保障されるようになったからである。

こうした中でのこの本は庶民の目線からみた文学としての旅行記と実用書は大ヒットをきたし、戯作者としての十返舎一九の地位を不動のものにした。 彼自身は大阪、千葉などで入り婿になったり江戸で戯作者とまじわったりの中で、苦労を重ね、庶民の貧しさもそれを苦労とせず笑いの中に明日を生きていく力をまざまざと見せる。012

失敗の多い道中、「私だったらこんな失敗はしない」 という読者の優越感もくすぐりながら、武士にあってもへつらうことない生き様もまた小気味よい。 好色な話も多い、この時代の性へのおおらかさか、女性蔑視かと思われる向きもあるが、ほとんど彼らは失敗する。 当然でしょ、とこちらも溜飲をさげる。017

はて、日本人の旅行好きのルーツは参勤交代にあったか・・と思ったり、とにかく面白い。 

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