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2018年2月13日 (火)

古事記

 001梅原 猛の現代語訳 「古事記」 日本の古典・学研出版 を読む。 おりしも2月11日建国記念の日を前後して読んだので より興味深い。

古事記は太安万侶が、時の天皇の命を受けて、和銅4年(711年)から2年がかりで編纂。これは、720年にできた日本通史の 「日本書紀」の資料となっている。 8世紀以前の歴史を知るには古事記の方がより正確に記述している、と梅原 猛はいう。019

2月11日が建国記念の日というから、その根拠をさがした。 読むにあたっては人の名前が長いし、読み方が複雑なので往生する。017

{ 古事記からまずは 「 国生み」 創生の神々は3人、しかしそのままお姿をお隠しになった。次の5人の神様もお隠れ、こうして7代の神様の後に イザナギノ命、イザナミノ命の二人の神に不完全な国を整えてほしい、と多くの神様が命令。005_2

この二人は暗い夜に事を始めて、生まれた子は、クズの子であった。で、葦の船に入れて、流してしまった。次に、淡島を生んだ、これも子の仲間には入れなかった。 ここで二人の神は相談して、「今、わたしたちの産んだ子はどうも出来がよくない。」 そこで 天つ神に相談したところ、男の神が先に「ああ、なんていい女だ、」といい、 女の神があとに 「ああ、なんていい男だ」といって 男女の交わりをして産んだ子が 「淡路島」。 003_3

こうして、次々に「大八島国」が出来た。  なんとも人間的でスケールも大きい楽しい話ですねぇ。神様でもクズの子を産むのか、なんて笑っちゃう。008

さて、それからイザナギノ大神から次々に神様が生まれた。この神様が左の目を洗ったときに、現れたのが天照大御神。右の目を洗った時に現れたのが月読命(つくよみの)。鼻を洗って現れたのが・・・。 

天孫降臨の神々としての系図は天照大神から始まる。

天照大神が岩屋にこもって世が暗くなったという話はよく知るところ。 その女神様を岩屋から引き出すためにその前にどんちゃん騒ぎをした話も有名。オオウズメノミコトと云う女性がその岩屋の前で、桶の上で踊り狂い、神がかりのようになって、乳房をかき出し、、裳の紐を垂れて、女陰を出した。そこで、高天原はどっと揺らぎ、すべての神様はアハハ・・・とわらった。 そこで 天照大御神は不思議に思って出てきた。 アハハハと私も笑う。016
さて、それから 5代目にいよいよ「神倭伊波礼ビ古命…神武天皇」が天下を治めたと、出て来る。

美輪の大物主神(神武天皇の子)がある女に一目ぼれし、その人がうんこをしているときに、赤くぬった矢に化けて、うんこをしている溝の上流から流れてきて、その美しい人の女陰につきささった。}

などとまあ、おおらかでファンタジーあふれるが、したがうぬ人には家族ともいえども手足をもぎって、切り刻んだ、とか血塗られた歴史も現実的。

考古学は紀元前3世紀に弥生時代がはじまることを教えてくれる。そのころ、九州北部に、水田稲作と金属器と弥生式土器を持った民族集団がやってきた。これは単に文化の移入ではなく、民族の侵入だったように思う。

それから、紀元3世紀ごろまでの弥生時代に、銅剣、銅矛を支配のシンボルとする北九州文化圏と銅鐸を支配のシンボルとしている近畿文化圏があり、この文化圏相互に一大戦争があり、銅鐸文化圏は消滅。013


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古事記の上巻は神代の話、ここで天上からくだった天つ神が、それ以前からこの国にいる国つ神を支配することが定められていることになっている。

天つ神が来たら、国つ神は潔く天つ神の子孫に国をゆずらなくてはならない。これが日本の国家の政治のもっとも基本的な原則、 と 梅原 猛は解説。

古事記 全体としてはそれぞれの神様は詩歌にも秀で、叙事詩的に編纂されている。 ここからどこをさがしても、2月11日の建国記念日は出てこないなぁ。

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